6,500ポイント以上あると戦闘力は高いといえます。 戦闘力が高くなると、ビジネスの推進、パワーゲーム、交渉といった場面で、その特質を発揮できる確率が高くなります。 上位役職者（役員クラスや部長職）では戦闘力が高い傾向にあり（7,000ポイント以上）、特に創業経営者では9,000ポイント以上といった、特に高い数値を示すケースが多く見られます。 戦闘力が高くなればなるほど、個性や押し、主張の強いタイプの人物が多く、良くも悪くも個性的で組織になじみにくい人物である確率が高くなります。

但し、戦闘力が高いからといって、能力が高いとは限らない点にご留意ください。例えばビジネスでは「交渉」という行為が不可欠であり、交渉を成功させるにあたり「交渉力」が必要とされます。 この「交渉力」は、個人の資質もさることながら、交渉におけるスキルやテクニック、経験に基づく判断といった要素が占める割合が大きいといえます。 従って、「戦闘力が高い＝交渉力がある」にはならないということです。 交渉におけるスキルや経験を持ち合わせていなければ、たとえ戦闘力の数値が高くても、必ずしも交渉力があるとは限らず、単に我が強い人というだけの場合もあります。

戦闘力が意味していることは、現時点で交渉力を持ち合わせいるかどうかを表す指標にはなりませんが、 戦闘力の数値が高い場合は、経験や学習、あるいはトレーニングを通じて交渉力を身につけ能力を発揮できる可能性があり、その確率が高いことを表しています。 職業への適性を考慮する上で、強力なリーダーシップの発揮を求められたり、道なき道を切り開いたり、パワフルな対人交渉を求められたり、 不屈の精神をもって大きな苦難を乗り越えなければならないような仕事の場合、基本的な資質として戦闘力の数値が高い人材の方が適性があるといえます。

3,500～6,500ポイントの範囲内であれば中程度とみなせます。 6,000ポイント以上になると「やや高い」、4,000ポイントを下回ると「やや低い」程度となります。 職業への適性を考慮する上で、強力なリーダーシップの発揮を求められたり、道なき道を切り開いたり、パワフルな対人交渉を求められたり、 不屈の精神をもって大きな苦難を乗り越えなければならないような仕事でなければ、戦闘力の得点は中程度で特に問題はありません。

4,000～6,000ポイントの範囲であれば、極めて一般的・平均的な数値であり、良い意味で普通の人であり、 むしろ組織人としては丁度良い程度と判断できます（特に人間嫌いでなければ）。

3,500ポイントを下回ると、戦闘力は低いといえます。いわゆる「非戦闘員」という位置づけにあたります。 変化が少なく平穏な仕事や人間関係の職場が望ましいといえます。結果として、単調で定型的なストレス負荷が少ない職務への配属が、本人にとっても生産性を考慮する上でも効果的だといえます。